ファッション業界の動き
今日朝一つの記事を目にしました。
まじか。
— 井手康博 (@yasuide) 2016年5月20日
オールドネイビーが日本の全店閉鎖、バナナ・リパブリックも大幅縮小 https://t.co/2q8URO5wMd @fashionsnapさんから
たまに行っていたブランドだったので残念ですね。
今国内のファション業界はかなり厳しい市場環境にあることは言うまでもないでしょう。
国内ファッション業界ではトップのファーストリテイリングでさえ、業績不振という報道が出ているくらいです。
国内のファストファッション市場は海外から競合も参入した中である程度勝ち負けが付いてきているところだと思います。(今回のオールドネイビーの撤退含め)
個人的にはユニクロのパックTしか着ませんし、価格が高い商品というよりはコモディティ化されている商品を買うことがほとんどです。
「どこで買うかというよりも、何にいくらかかるか。」のほうに意識がいっているのが正直なところです。
よく言われることですが、
男性と女性の購買心理は明確な違いがあります。
男性は「欲しい!」と思ったらこだわりが強く、その商品じゃないといけないという心理が強いと言われます。例えばドラマで見たキムタクの革ジャンが「欲しい!」と思った時、男性の方々はお店に似たものを探しに行きますか?
「似たものではダメなんだ!あの革ジャンが欲しいんだ!」という強い欲求があるのが男性だと思います。
それに比べ女性の購買心理は、「安い価格で似たものを複数枚」という購買行動が目立つ傾向があります。
こうした購買心理にはファストファッションブランドは非常に適しています。
安いものでいかにおしゃれできるかが本当のおしゃれな人だという見られ方もしているのが現状です。
上記は一例にすぎず一概に言えないことも多いですが、今後国内のファッションブランドはどのように戦っていくのかということです。
国内のファッション市場を見てみると、約9兆円ほどある市場規模がここ数年は横ばい、微減しているような市場環境になります。
国内のファッション市場は全てにおいて伸びていないのか、もう伸びないのかというとそうではありません。
国内ファッションEC市場を見てみると、EC化率含め伸びている市場になります。(国内ファッションEC市場は約1.3兆円-2014年 富士経済調べ-)
国内だけで見るファッション市場で今後どのように戦っていくのか、参入の余地があるのかを考えると以下の2パターンかと思います。
①ファッションEC市場
②ファッションO2O市場
①のファッションEC市場に関しては、国内最大ファッションサイトのZOZOTOWN
が大きなライバルになりますが、考え方や戦略によっては大手ができないことから手をつけ、スピーディに成長させ、拡大フェーズへ行ければ、戦いの余地はあると考えます。
また消費者の購買行動も変化していることは言うまでもなく、今後どのように認知・顧客獲得を展開するかが重要なポイントになります。
②のファッションO2O市場に関しては、今後実店舗とオンラインストアが相乗効果を生むような設計を作っていかないといけません。現状ブランドではオフラインとオンラインの在庫の連携も十分にできていないところがほとんどですので、この辺はまだまだこれから解決されていくべき課題だと感じています。
個人的にはZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイが発表した「オリジナルブランド」の展開は気になります。
Origamiは今日の記事で決済領域に展開していくことを発表されていました。
ファションだけに限らず、今後オンラインで展開されてきたサービスはオンラインとどのように融合、シナジーを出していくかが重要になるだろうと思っています。