「キャリア」「事業」「報酬」
最近人と話していると見えてくるものがある。
その人がビジネスのどこに興味があるのか。話していると露骨に見える。
・「キャリア」欲
・「事業」欲
・「報酬」欲
何が良くて、何が悪いという話ではなく、「何のために」限られた時間を使って働くのか、ということです。
これを自分自身でしっかり見つめられているだろうか。
・「キャリア」欲
自分のポジションやビジネスマンとしての立ち位置などが気になる人はもしかすると「キャリア」欲がある方なのかもしれません。
仕事のスキルはそうですが、自分の周りのネットワークと自分がどの立ち位置にいるかや有名な「人」やすごい「人」に憧れを抱きます。
この場合目標が「人軸」になるので、明確で見えやすいです。
・「報酬」欲
報酬や給与など、自分の手元に最終的にいくら入ってくるかを重要視する方はこの「報酬」欲がある方なのかもしれません。
自分のパフォーマンスの最大化とそれに対してのコスト的な効率性を追求します。
目的が「お金」になりがちなので、転職やヘッドハンティングにかかりやすい傾向はありますが、正当な対価に対してのパフォーマンスは高いので、うまくマネジメントできる人であれば事業の1から10、10から100と拡大していくフェーズではとても重要な役割を任せることができるでしょう。
・「事業」欲
事業を創ること、拡大させることに興味があるかたは「事業」欲のある方かもしれません。事業の波が大きく影響しやすい人が多いので、うまく自己マネジメントできる人はいいですが、できない人は忙しさのあまりタスクを完了させることに集中し、パフォーマンスが下がる場合もあります。
自分自身の目標設定が明確に定まりにくく、それよりも「事業」の目標に対してコミットすることが得意です。
上記は社員だけではなく、マネジメントする人にも同じように振り分けることができます。
僕の周りの経営者を見ると、「事業」欲のある方、その次に「報酬」欲のある方、3番目に「キャリア」欲という感じのように思います。(社長という時点で「キャリア」欲というのは一部満たされている部分はあるのでしょう。)
ビジネスは、「人」「もの」「カネ」で成り立つと言われているのは、働く人の「欲求」とも関係がありそうです。
何が良い、悪いではなく、自分がどのように働くか。自分のタイプはどうなのか。理想形はどうなのか。など、見つめ直してみるといいかもしれません。